いきなりの連投で申し訳御座いません(>_<)
今回の記事は、いつもながら僕の様な匂いのする塗料全般が使用不可な方に向けた記事になりますので、あまり興味がない方は3倍の速さで画面をスクロールして下さい(笑)
さて、前置きになりますが、塗装はおろかつや消しトップコートすら出来ない環境の方達も一度や二度は「ガンプラ 無塗装 つや消し」なんてワードでネット検索した事があると思います。
ですが、その検索結果で大体出てくるのが「つや消しトップコートの方法」なんですよね。
そう、それも無理なんですよ(笑)
僕の様な環境の人間にとっては、トップコートも「塗装」の一種なんです。
そんな中、塗装不可環境モデラーの唯一の希望として、メラミンスポンジによる「つや消し処理」が以前から話題になり現在でもそれを利用している方々も多いと思います。
かく言う僕も、今までずっとメラミンスポンジにてつや消し処理をしておりました。
ですが、メラミンスポンジつや消しと言っても、やはりつや消しトップコートをした様な所謂「つや消し」レベルにはなかなか達しないのが現状だと思います。
ましてや、せっかくメラミンスポンジ処理をしたのにティッシュなどでつや消し処理面を拭いたりすると、またツヤが出てしまった!なんて事も多々あるかと、、、。
そんな悩みを抱えつつ、僕なりに色々な方法を模索し、そしてトライしてみた結果なのですが、今までで一番つや消し具合が良くなる物を見つけましたのでここで紹介しようと思います。
また、これは僕のネット検索力が足りず既出の情報だった場合は、、、
ほんと、スミマセン!!σ(^_^;)
では早速紹介しますね!
まずはもうお馴染みのいつものメラミンスポンジです。
![イメージ 1]()
今回はこれを「使用」ではなく「利用」するやり方になります。
と、本題のその前に、僕がまず最初思い浮かんだのは、塗装の足つけなんかに使用しているスポンジヤスリです。
![イメージ 2]()
3Mのマイクロファインと言う、おそらくスポンジヤスリの中でも一番目の細かいヤツ。
もちろん、これでもつや消し処理は出来るのですが、このスポンジヤスリは思いの外スポンジその物の弾力があり切削研磨力が高いので、パーツに密着させて馴染ませながら磨くと、結構な割合でパーツの角が丸くなったり小さな凸モールドなんかも容赦なくけずり落とされますσ(^_^;)
なので今回はこのスポンジヤスリは使用しません!
そして今回の主幹ともなる、新たに発見したメラミンスポンジ以上のつや消し処理を行えるアイテムがこちら!
![イメージ 3]()
クロッグフリーソフト、、、?
ソフトなフィルム研磨材、、、?
、、、一体どれが商品名なのか分かりませんが、とにかくこの手の研磨材です(笑)
そしてこのフィルム研磨材の使用方法を色々試した結果、スポンジヤスリの様にモールドを削り落とさず、尚且つ優しくパーツに密着させる方法を編み出しました。
まず、使いやすいサイズに切ったメラミンスポンジをフニャフニャになるまで揉みほぐします。また、使い古したメラミンスポンジでも良いと思います。
![イメージ 4]()
そしてソフトなフィルム研磨材をメラミンスポンジが包めるくらいの大きさにカットします。
![イメージ 5]()
そのフニャフニャになったメラミンスポンジにカットしたソフトなフィルム研磨材を軽く巻きつけます。
![イメージ 6]()
画像では巻きつけた様子をお見せする為にクリップで挟んでおりますが、これは必要ありません。
ここで何故、フニャフニャにしたメラミンスポンジにソフトなフィルム研磨材を巻きつけたかと言うと、3Mのスポンジヤスリのスポンジ弾力よりも遥かに柔らかい「ソフトなスポンジヤスリ」として機能してもらう為であります。
これである程度の力でパーツに密着させて磨いても、フニャフニャのメラミンスポンジの弾力のお陰で小さなモールドなんかを潰さずに済むと言う訳です。
また、ここで重要なのがソフトなフィルム研磨材も新品の時は切削研磨力が比較的高いので、キットのつや消し処理を行う前に不要なプラ板などでゴシゴシ磨いてソフトなフィルム研磨材の研磨力を少し落としておくとベストだと思います!
それでは、お待たせしました!
ここから実際にどの程度のつや消し具合になるのか、以前のメラミンスポンジ処理との比較検証を行いたいと思います!
では、今回もお世話になる実験体のドムトロ君です。
![イメージ 7]()
分かりやすい様に茶色の胸パーツをコンパウンドでツヤツヤに磨いておきました!
ではまず、いつもの「メラミンスポンジのみ」で画像左側の胸パーツをゴシゴシしてみました。
![イメージ 8]()
うん、いつもの様な見慣れたつや消しになりましたね。
続けてもう片方の胸パーツも。
![イメージ 9]()
これはこれでいいのですが、前途の通りティッシュで表面を拭いたりするとまたある程度ツヤが出てしまうのですよね(^^;)
では、今回の新しいソフトな研磨材とフニャフニャメラミンスポンジを用いた物で画像右側の胸パーツを優しく磨いた後、軽~くメラミンスポンジでササッと削りカスを払います。
![イメージ 10]()
いかがでしょう?左右のつや消し具合がだいぶ違って見えます。
そして両方の胸パーツを、新しいソフト研磨材で磨いて仕上げました。
![イメージ 11]()
これはかなり「つや消しトップコート」に近づいたつや消し感なのではないでしょうか。
分かりやすい様に、下の画像にある左がメラミンスポンジのみ、右側が今回の新しいソフト研磨材を用いたつや消し具合の比較画像です。
![イメージ 12]()
光の反射具合を見てもらうと、だいぶつや消し具合が変わっている様に見えますね。
いかがでしょうか?
メラミンスポンジのみよりは若干手間やコスト、そしてコツが必要になりますが、仕上げのつや消し感はメラミンスポンジ以上になったかと思います。
また、パーツの細かい部分などに上手くソフト研磨材が密着しない時もありますが、そう言った時は無理に力を入れてゴシゴシせずに、更に小さく切ったメラミンスポンジとフィルム研磨材を用いて、丁寧に隙間を研磨する事をオススメ致します。
この方法を用いても、つや消しトップコートに比べたら、それはそれは手間と時間の掛かる作業に加え、よもやつや消しトップコート以下の仕上がりにしかなりません。
ですが限られた環境内で出来る限りのことをして見たり、いかに工夫してガンプラを楽しむかと言うことも、そうそう悪くない物だと思います。
僕もまだまだ勉強中の身ですが、自分なりに出来ることを考えて、これからも様々な技術を発見してそれをお伝え出来たら良いなと思っております。
それでは、今回は(も)長々とお付き合い頂き誠にありがとう御座いました(>_<)!
また何か新しい発見をした際には、長々とした記事を書いてみます(爆)
ではまた!
あ、ついでにちょくちょく背後に写り込んでいたヅダ君の片足のスリッパ部分もつや消し処理をしてみました(笑)
![イメージ 13]()